「名水白木屋の井戸」の碑
近江商人が掘りあてた江戸の名水「名水白木屋の井戸」
ビジネスマンからショッピングを楽しむ人まで、多くの人が行き交う日本橋駅に直結した「COREDO日本橋」。そんなCOREDO日本橋アネックス前の広場脇に、ひっそりと佇むのが「名水白木屋の井戸」の碑です。
江戸時代のはじめ、下町一帯の井戸は飲料に適する良水が得られず付近の住民は水不足に苦しんでいました。長浜出身の商人・大村彦太郎が寛文年間、江戸日本橋に江戸の三大呉服店のひとつ「白木屋」を創業。正徳元年(1711年)、白木屋2代目当主が私財を投じて井戸掘りを開始しました。その結果、井戸の中から1体の観音像が出たのを機に、こんこんと清水が湧き出したと伝えられています。以来、付近の住民ならず諸大名の用水ともなって広く「白木名水」とうたわれてきました。
白木名水は湧出してから数100年の時を経て消失しましたが、江戸の歴史を辿る上で大切な井戸ということもあり、現在の井戸はCOREDO日本橋アネックス前の広場脇に再現したものです。
- 住所
- 東京都中央区日本橋1-6 COREDO日本橋アネックス広場
最終更新日:2022年03月31日 ※最新情報は店舗までお問い合わせください。