琵琶島神社
琵琶湖の竹生島弁財天から勧請・創建された 北条政子ゆかりの神社
琵琶島神社は、源頼朝が創建した「瀬戸神社」の境内社で、瀬戸神社から横浜市内を走る国道16号を隔てた先にあります。頼朝の妻である北条政子は、滋賀県・琵琶湖にある竹生島弁財天を深く信仰しており、頼朝の三島明神勧請にならって1180(治承4)年にこれを勧請し、島を築いて琵琶島神社を創建したと伝えられています。古い絵図では陸から離れた海上にあり、橋がかかっていましたが、現在は長い堤状の参道の先に小さな橋がかかる形になっています。
珍しい立ち姿のご神像であることと、「尼将軍」として名を馳せた政子にちなんで、江戸時代には立身出世の神様として広く信仰を集めました。
境内には、江戸時代の詩人・佐羽淡齊(さわたんさい)による「総宜楼(そうぎろう)」の詩碑も建っています。総宜楼とは、神社に隣接していたかつての料亭「東屋」のこと。この地で友人と宴会をして楽しんだ様子や風景について詠まれています。
海に突き出た琵琶島からは、平潟湾を一望。稀代の浮世絵師・歌川広重が描いた『武州金沢八景』の一つである『瀬戸秋月』の風景を今に伝えています。
- お問合せ
- 琵琶島神社
- 住所
- 神奈川県横浜市金沢区瀬戸18ー14
- 電話番号
- 045-701-9992(瀬戸神社)
- 営業時間
- 境内自由
- 公式サイト
- なし
最終更新日:2022年03月31日 ※最新情報は店舗までお問い合わせください。