柳屋ビルディング
日本橋交差点にそびえる、近江商人ゆかりのモダン建築
横一列に整然と連なる、ガラスブロックと窓。まるで障子窓を何十枚も並べて積み上げたような外観が特徴の「柳屋ビルディング」は、日本橋交差点の角に建つ、個性的な戦後モダン建築です。
今から430年ほど前、漢方医の呂一官(ろいっかん)が、徳川家康から「御朱印地」としてこの日本橋の土地を賜り、髪に塗る香油などを製造販売する「紅屋」を創業。代々相続される中で屋号を「柳屋」に変更、近江国出身の外池(といけ)家の所有となって、今もその名前を残しています。
東京オリンピックが開催された昭和39(1964)年に完成した建物は、洗練された当時のままの姿で、現在もオフィスビルとして使われ続けています。
- 住所
- 東京都中央区日本橋2-1-10
最終更新日:2022年03月31日