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護国寺

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滋賀・園城寺から東京・護国寺へ はるばるやってきた「月光殿」

滋賀県大津市にある近江八景の一つ「園城寺(三井寺)」から移築された護国寺の「月光殿」。その背景には意外なストーリーがありました。

月光殿が園城寺にあった頃は「日光院客殿」と呼ばれていました。明治時代に廃仏毀釈(はいぶつきしゃく、神仏分離令によっておこった仏教排斥運動)の動きの中で処分の対象となり、東京の実業家・原六郎氏の元に渡ります。原氏ははじめ日光院客殿の襖絵のみを買い取るつもりでしたが、「どうせなら建物ごと」と勧められ、東京・品川の原氏邸宅の敷地内へ移築。このとき庵は「慶長館」と名を変えます。ちなみに、原氏邸宅跡は現在「原美術館」となっています。

それから数年後、護国寺で大きな茶会が催されることになった際、当時の護国寺に大きな茶室がなかったことから、檀家総代が原氏に「慶長館を譲ってくれないか」と頼みます。こうして慶長館は護国寺に移築され「月光殿」の名となりました。

移築後80年以上の時を経て、2008(平成20)年から5年をかけて改修工事が行われました。それまでは瓦葺きの屋根だったものを、園城寺にあった頃と同じ檜皮葺き(ひわだぶき)の屋根に。屋根の工事は滋賀県の職人が直々に行ったそうです。

現在「月光殿」は原則非公開となっていますが、境内から屋根の部分を見ることができます。そのほか、月光殿の隣には同じく滋賀県大津市にある「石山寺」の多宝塔を模した同名の塔が立っていますが、こちらは自由に見学可能です。

詳細情報

35.721243139.727138
お問合せ
護国寺
住所
東京都文京区大塚5-40-1
電話番号
03-3941-0764
営業時間
境内自由
公式サイト
http://www.gokokuji.or.jp/contact

最終更新日:2020年03月19日 ※最新情報は店舗までお問い合わせください。 

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