横田酒造-さきたまの地で醸す、200余年の酒造り
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横田酒造-さきたまの地で醸す、200余年の酒造り
古くからの趣を残す、秩父鉄道の東行田駅を最寄とするこの地域は、秩父を源流とする荒川水系の伏流水が豊かで名水の産地となっている。文化2(1805)年、近江商人・横田庄右衛門が良い水を求めてこの地で酒屋を開いたのが横田酒造の始まりである。
かつて蒲生郡安部(あん)居(べ)村に本宅を構えていた横田庄右衛門は、江戸時代、日野屋庄右衛門の店名前(たななまえ)で営業していた後、文化2年に行田の山星鈴木忠右衛門店の別家となり、鈴木家と乗合商いをした後に独立した。明治5年の酒造免許高調査では、清酒元石900石で行田地域では鈴木忠右衛門家の行田本店である鈴木又右衛門に次ぐ高であった。また、大正10年には醸造高3200石、価額28万9000円であり、価額は当時の北埼玉群内醸造業者中で最上位であった。
当時の奉公人には、滋賀県出身者が採用されていたことが奉公人請状からわかっており、安政5(1858)年、蒲生郡横山村(東近江市)の41歳になる者が7年季で雇用され、慶応2年には神崎郡下日吉村(東近江市)の24歳の者が5年季で雇用されていた。
そして、醸造された清酒は、東京・埼玉・群馬・栃木・千葉・茨城方面一帯に需要があったとされており、現在は、成田国際空港やセントレア中部国際空港の売店でも販売され、外国人観光客の日本土産として海を渡っている。
- 住所
- 埼玉県行田市桜町2-29-3
- 電話番号
- 048-556-6111
- 営業時間
- 8:00~17:00
- 定休日
- 土曜日(不定期)・日曜日・祝日
- 公式サイト
- https://yokota-shuzou.co.jp/
最終更新日:2023年12月13日 ※最新情報は店舗までお問い合わせください。