豊島区役所
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“ふくろうのまち”を優雅に羽ばたく 布引焼ふくろうレリーフ
ふくろうとつながりが深い豊島区。JR池袋駅東口の待ち合わせスポットとして有名な「いけふくろう」の像をはじめ、街にはたくさんのふくろうのモニュメントなどが点在する。
その中で、豊島区のシンボルでもある豊島区役所内に一際目を引く滋賀県“布引焼”のふくろうの大型レリーフが設置されている。
布引焼とは、今から約1000年前、白鳳時代から平安時代にかけて今の東近江市の布引山麓を中心とした琵琶湖東岸地域の陶器産地で、長く栄えていたがその後、一度は歴史が途絶えていた。
1971年、日本を代表する芸術家 岡本太郎氏と大阪万博のシンボル「太陽の塔」の“黒い太陽”の顔のレリーフなどを共同制作した、滋賀県陶芸家 小嶋太郎氏の手によって、一千年ぶりの時を経て布引焼は復活を遂げた。
また、布引焼の代名詞とも言える“フクロウ”は、太郎氏がかつて、隣接する森に棲む梟の鳴き声にインスパイアを得て「福を呼ぶ縁起物」として発表し以来、地元東近江のみならず全国で愛されている。
その後、息子である2代目窯元 小嶋一浩さんが、2009年に出版社の恩人と池袋で開催した布引焼展覧会をきっかけに、有志団体「梟の樹を創る会」と縁がつながり、団体の推薦もあって2015年豊島区役所建て替えに合わせて布引焼ふくろうの作品を設置した。
一浩さんは「布引焼の特徴である絵付け技法“七彩天目”を駆使して制作した作品を通じて、都会を優雅に羽ばたくふくろうの迫力さと癒やしを感じて頂き、ふるさと滋賀、そして東近江布引に是非遊びに来てほしい」と語ってくれた。
また、豊島区役所では小嶋さんの作品の他にも、様々な素材で作られたふくろうの作品が気軽に鑑賞できる「ふくろうコレクション」も常時展示されている。
- お問合せ
- 豊島区役所
- 住所
- 東京都豊島区南池袋2-45-1
- 電話番号
- 03-3981-1111
- 営業時間
- 平日: 午前8時30分から午後5時15分 土日:午前9時から午後5時
- 公式サイト
- https://www.nunobikiyaki.jp
最終更新日:2022年03月31日 ※最新情報は店舗までお問い合わせください。